キランソウ Ajuga decumbens
(品種) モモシロキランソウ / (型) ウスイロキランソウ

2024.4.26 更新

キランソウ

分類
シソ科 キランソウ属
植生環境
開花時期
3-5月 道ばた 林縁の土手
地域
本州以南
特記
 -
特徴
早春の土手や林縁などでよく目にする花。茎や葉に毛が多く見られます。
丈は5-10cm程度ですが、茎は匍って20cm程度まで伸びます。茎の途中から根は出さない。根生葉はロゼット状で倒披針形、鈍頭で縁に波状鋸歯があり、毛が多い、茎葉もほぼ同様。
花は葉腋に付き、花冠は1cm、紫色。上唇は2裂でごく小さく先端は円形、下唇は3裂で中央裂片が大きくて更に小さく2裂します。
また、花色がピンク色のものはモモイロキランソウと呼ばれます。淡色のものはウスイロキランソウと呼ばれますが分けない。
備考
エングラー : シソ科
類似種
タチキランソウ : 上唇が大きくて、兎の耳状に見える。
撮影地
2017.4 千葉市  他

キランソウ

茎が地を匍って放射状に拡がります。 (2007.4 千葉市)


キランソウ

季節が進むと茎が立ち上がって咲くものが見られることがある。 (2024.4 千葉県市原市)


キランソウ

上唇は小さく、この角度からはほとんどわからない。萼裂片は鋭三角状。 (2017.4 千葉市)


キランソウ

咲きはじめの頃に見られる葉は、長い毛が多く見らます。 (2017.4 千葉市)


(品種) モモイロキランソウ f. purpurea

モモイロキランソウ

花色がピンク色に見えるもの。 (2016.5 新潟県柏崎市)


(型) ウスイロキランソウ

ウスイロキランソウ

花色の薄いものですが、対応する学名はありません。 (2016.5 新潟県柏崎市)