オオクルマバナ Clinopodium chinense subsp. stoloniferum


オオクルマバナ

分類
シソ科 トウバナ属
植生環境
山地
開花時期
6-8月 草地
地域
青森~福井の日本海側
特記
 -
特徴
クルマバナのうち、茎は分枝せず、萼裂片の先が長く鋭く尖り、針状になるものです。萼筒には腺毛が混じります。花冠は長さ10-14mm、萼は6.5-8mmといずれもクルマバナより長く、花期も早い。
付記
ニッコウクルマバナはクルマバナと本種の中間形態との見解(日本の野生植物)に従いました。
備考
エングラー : シソ科
類似種
クルマバナ : 花冠は長さ8-10mm、萼歯は尖るが、先が針状に長く伸びない。
ミヤマクルマバナ : 花冠は長さ15-20mmで萼から長く飛び出る。
撮影地
2018.7 山形県西川町

オオクルマバナ

基部を除いて茎は全く分枝していません。 (2018.7 山形県西川町)


オオクルマバナ

花付きがとても良く、綺麗でした。 (2018.7 山形県西川町)


オオクルマバナ

下側から見たもの。長い苞が邪魔して萼筒は見えませんでしたが、下側裂片は非常に長く伸びて鋭く針状。 (2018.7 山形県西川町)


オオクルマバナ

葉は卵形~狭卵形。葉表に粗い毛が見られた。葉裏脈上にやや長い毛が見られ、面にもまばらに見られました。 (2018.7 山形県西川町)