クルマバナ Clinopodium chinense subsp. grandiflorum


クルマバナ

分類
シソ科 トウバナ属
植生環境
里 山地 亜高山
開花時期
8-9月 草地
地域
全国
特記
 -
特徴
丈は20-80cm、茎にはまばらに下向きの毛が見られます。葉は2-4cmの卵形~狭卵形、先は尖り、基部は円形で柄が見られます。
花は葉腋や茎頂に輪生状に数段、多数付き、花冠はピンク色で長さ8-10mm。下唇は大きく、3裂、萼は赤味を帯び、開出する毛が見られます。
備考
エングラー : シソ科
類似種
オオクルマバナ : 茎は分枝せず、花冠は長さ10-14mm、萼裂片の先端は針状になって長く尖る。
ミヤマクルマバナ : 茎は分枝せず、花冠は長さ15-20mm、萼から長く飛び出る。
ヤマクルマバナ : 花は小さく長さ6-8mm、花色は淡い。
撮影地
2010.8 長野県霧ヶ峰  他

クルマバナ

亜高山帯などでも見かけます。この仲間の中では花は大きい。 (2015.7 岩手県久慈市)


クルマバナ

花は上部の節、数段にまとまって付きます。 (20156.8 栃木県日光市)


クルマバナ

上唇は2裂、下唇は3裂で中央裂片が大きく、中央付近はやや白くて濃いピンクの斑があり、喉部付近に毛が見られます。
萼には毛があり、の下側裂片は鋭く尖ります。 (2014.7 青森県八戸市)


クルマバナ

葉は卵形~狭卵形。縁と葉裏脈上に毛があり、葉表にも短毛がある。 (2014.7 青森県八戸市)