ヤマクルマバナ Clinopodium chinense subsp. shibetchense


ヤマクルマバナ

分類
シソ科 トウバナ属
植生環境
山地
開花時期
8-9月 草地 林縁
地域
全国
特記
 -
特徴
クルマバナと同列の変種。
クルマバナに比して全体に毛が少なく、茎は無毛か稜上に毛が見られます。葉は卵形~長卵形、裏面の腺点は小さく、目立たない。
花冠も小さく、長さ6-8mmの淡ピンク色で、下唇中央裂片は長さより幅が長い。萼には毛が多く、時に腺毛が混じり、紫色を帯びません。
備考
エングラー : シソ科
類似種
クルマバナ : 花冠は長さ8-10mmと長く、花色もやや濃い。
イヌトウバナ : 葉裏に腺点が多数あって目立つ。花冠下唇中央裂片は長さと幅は同じくらい。
撮影地
2017.7 青森県鰺ヶ沢町

ヤマクルマバナ

クルマバナほどの見栄えはなく、地味で、写真ではトウバナの丈が大きくなったようにも見えますが、トウバナより花は大きい。萼の毛の付き方はイヌトウバナに似ている。 (2017.7 青森県鰺ヶ沢町)


ヤマクルマバナ

萼には長い毛が見られ、短い腺毛も確認できました。よく似たイヌトウバナは花冠長さ 5-6mmと僅かな差だが、筒部は萼から長く飛び出さない。下唇は3裂し、大きな中央裂片は長さより幅が広く、先が凹頭になる。 (2017.7 青森県鰺ヶ沢町)


ヤマクルマバナ

葉は卵形でした。葉裏の腺点は小さくて少なく、目立ちませんでした。 (2017.7 青森県鰺ヶ沢町)