ヤマクルマバナ

top
シソ科 Lamiaceae
シソ科 Rabiatae
クルマバナと同列の変種。
クルマバナに比して全体に毛が少なく、茎は無毛か稜上に毛が見られます。葉は卵形~長卵形、裏面の腺点は小さく、目立たない。
花冠も小さく、長さ6-8mmの淡ピンク色で、下唇中央裂片は長さより幅が長い。萼には毛が多く、時に腺毛が混じり、紫色を帯びません

 

2015.12.3 作成
  • 全体
  • 花2
  • 花3
  • 葉2

イヌトウバナ-全体2

パッと見はクルマバナというよりイヌトウバナに近く、誤認してしまいました。でも、なんとなく違和感が残り、後日、本種と知りました。(2017.7 青森県鰺ヶ沢町)

ヤマクルマバナ-花

クルマバナほどの見栄えはなく、地味。
(2017.7 青森県鰺ヶ沢町)

ヤマクルマバナ-花2

花冠は6-8mmでクルマバナより少し小さく、淡いピンク色。下唇は3裂し、
大きな中央裂片は長さより幅が広い。(2017.7 青森県鰺ヶ沢町)

ヤマクルマバナ-花4

萼には長い毛が見られ、短い腺毛も確認できました。よく似たイヌトウバナは花冠長さ
5-6mmと僅かな差だが、筒部は萼から長く飛び出さない。(2017.7 青森県鰺ヶ沢町)

ヤマクルマバナ-葉

葉は卵形~長卵形も表面に毛はまばらでした。
(2017.7 青森県鰺ヶ沢町)

ヤマクルマバナ-葉2

葉裏の腺点は小さくて少なく、目立ちませんでした。よく似たイヌトウバナは明瞭。
(2017.7 青森県鰺ヶ沢町)

ヤマクルマバナ-茎

茎には下向きの屈毛が見られましたが、下部では少なかった。
(2017.7 青森県鰺ヶ沢町)