ニガクサ Teucrium japonicum


ニガクサ

分類
シソ科 ニガクサ属
植生環境
里 山地
開花時期
7-9月 湿り気のある半日陰 林内
地域
全国
特記
 -
特徴
丈の割りに地味な花。
丈は30-70cm、葉は5-10cmの卵状長楕円形~披針形で、先端は尖り基部は円形、先の丸い揃った鋸歯があり、柄が見られます。ツルニガクサ同様、地下に走出枝を出します。
花は葉腋や茎頂に総状花序となって付き、花冠は10-12mm、上唇はごく小さく、下唇は3裂で中央裂片が大きく、途中で下に折れ曲がります。萼には短毛があり、腺毛はありません。
ものをツルニガクサと呼びます。
備考
エングラー : シソ科
類似種
ツルニガクサ : 萼に腺毛が見られる
撮影地
2013.9 新潟県妙高市  他

ニガクサ

遠目には、ツルニガクサとの差異はわかりにくく、葉の鋸歯が比較的揃っているのが本種とされていますが、これだけで見分けるのは至難。 (2014.8 長野県白馬村)


ニガクサ

ツルニガクサ同様、本種も地下に細長い地下茎を伸ばします。 (2013.9 栃木県渡良瀬遊水地)


ニガクサ

花は1cm程度で、上唇はごく小さく、下唇は3裂、中央裂片は長く突き出て垂れます。花糸の下部に毛がある。萼には縁を除いてほとんど毛がないか、腺毛を除く微細な毛が見られるかのいずれか。 (2014.8 長野県白馬村)


ニガクサ

葉は卵状長楕円形~披針形、基部は円形、比較的揃った鋸歯が見られます。 (2014.8 長野県白馬村)