(雑) フジサンシキウツギ / クリームウツギ / フジニシキウツギ

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スイカズラ科 Caprifoliaceae
ヤブウツギニシキウツギの自然交配のうち、はじめから赤花であるものをフジサンシキウツギと呼び、白色~淡黄色で色が変化しないみもののものをクリームウツギと呼びます。また、色が白から赤に変化するものはフジニシキウツギと呼びます。特徴は両者の中間的なもので、多少のバリエーションがあるようです。

※1 ケウツギ(Weigela sanguinea) の品種・シロバナケウツギ(f. leucantha) とする意見もあります。
※2 nothof. は交雑種に使用され、f. と同じ意味で品種相当になる

 

2019.6.11 更新
  • フジサンシキウツギ
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 花3
  • 葉2
  • (クリームウツギ)
  • 花2
  • (フジニシキウツギ)
  • 全体2

フジサンシキウツギ-全体

どちらかというとヤブウツギに近い姿のもののようです。
葉の縁や葉裏脈上などに若干の毛が見られました。(2014.6 山梨県山中湖村)

フジサンシキウツギ-全体2

(2019.5 静岡県小山町)


フジサンシキウツギ-全体3

(2019.5 静岡県小山町)


フジサンシキウツギ-花

葉裏の葉脈に多くの開出毛が見られましたが、萼の毛はヤブウツギより少ない。
(2014.6 山梨県山中湖村)

フジサンシキウツギ-花2

花冠に少し毛が見られました。
(2019.5 静岡県小山町)

フジサンシキウツギ-花3

萼裂片には毛が見られましたがヤブウツギより少なく、
筒部にはほとんど見られなかった。(2019.5 静岡県小山町)

フジサンシキウツギ-葉

(2019.5 静岡県小山町)


フジサンシキウツギ-葉2

葉表には毛はほとんどなく、脈状や柄にわずかに見られた。
(2018.5 山梨県御坂山塊)

フジサンシキウツギ-枝

若い枝の毛は少なく目立たなかった。これをもってヤブウツギではないとした。
(2019.5 山梨県御坂山塊)

クリームウツギ-全体

(nothof. cremea) フジサンシキウツギの品種相当で、
花が白いまま変化しない品種。(2019.5 静岡県小山町)

クリームウツギ-花

花冠にはあまり毛はない。
(2019.5 静岡県小山町)

クリームウツギ-花2

萼裂片には開出した毛が見られますが、筒部はにはあまり見られまい。
(2019.5 静岡県小山町)

クリムウツギ-葉

葉裏脈上に開出した毛が見られますが、ヤブウツギほど多くはない。
(2019.5 静岡県小山町)

フジニシキウツギ-全体

花色が白から赤に変化します。
(2013.6 長野県大鹿村)

フジニシキウツギ-全体2

萼や花柄に毛が見られました。
(2013.6 長野県大鹿村)