アワガタケスミレ

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スミレ科 Violaceae
新潟県粟ヶ岳で見つけられたスミレ。
葉が小さくて革質、光沢があり、基部が切形になります。茎はほとんど伸びません。托葉は櫛形。
花はナガハシスミレによく似て距が長い。やや小ぶりで淡紫色。

 

2015.5.9 作成
  • 全体
  • 全体2
  • 花正面
  • 花2
  • 花 横
  • 葉2
  • 托葉

アワガタケスミレ-全体
そこそこの株は見つかったものの、雪融けの遅れからか、咲いているものはわずかでした。
ナガハシスミレもあり、そちらは咲いていたので、本種の開花は少し遅いのかもしれない。
(2015.5 新潟県粟ヶ岳)

アワガタケスミレ-全体2

ナガハシスミレに比して葉が小さく、花も小ぶりなものが多かった。
全体にナガハシスミレが萎縮したような印象でした。(2015.5 新潟県粟ヶ岳)

アワガタケスミレ-花

極端なものは、写真のように花弁も葉と同じようにシワが入っていました。
が、必ず入るわけではないようです。(2015.5 新潟県粟ヶ岳)

アワガタケスミレ-花2

(2015.5 新潟県粟ヶ岳)


アワガタケスミレ-花3

ナガハシスミレのように距はとても長い。
(2015.5 新潟県粟ヶ岳)

アワガタケスミレ-葉

未開花の株。葉の数は多いけれど小さく、多くは長さ2cm足らず。痛んで少し暗い色の
葉はおそらく前年の葉。茶色いものも前年の葉が枯れたもの。(2015.5 新潟県粟ヶ岳)

アワガタケスミレ-葉2

葉の表面は革質、光沢があります。基部は全ての葉で切形。多くは長さ2cm足らず。
葉裏には少し赤味がありましたが撮影は失敗。(2015.5 新潟県粟ヶ岳)

アワガタケスミレ-托葉
ほとんど無茎に見えますが、おそらく葉腋間がとても短いのではないかと
思わせるような托葉の付き方でした。少なくとも、葉の多くは根生ではない。
茶色い托葉はおそらく前年の葉のもの。(2015.5 新潟県粟ヶ岳)