ナガハシスミレ / ミヤマナガハシスミレ

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スミレ科 Violaceae
距が著しく長いのが特徴。
丈は10-20cm、有茎、葉は心形で先端が尖り、厚みがあって光沢が見られます。越冬して黒ずんだ根生葉が花期も残ります。托葉は櫛形。
花は1.5cmで淡紫~淡青、5枚の花弁がやや扁平に展開します。側弁の毛はなく、距は長く紫色を帯びます
蛇紋岩帯に生えるものはミヤマナガハシスミレと呼び区別します。

 

2017.5.23 更新
  • 全体
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  • 花正面
  • 花2
  • 花 横
  • 根生葉
  • 托葉
  • ミヤマナガハシスミレ
  • 同・花正面
  • 同・花横

ナガハシスミレ-全体

やたら距が目立ちます。日本海側の分布ですが、宮城蔵王でも見られました。
(2011.6 南蔵王)

ナガハシスミレ-全体2

(2011.5 新潟県弥彦山)


ナガハシスミレ-全体3

距が少し短めのもの。
(2017.5 新潟県 旧・上川村)

ナガハシスミレ-全体4

ミヤマナガシハスミレのような色の濃いもの。
(2013.5 青森市)

ナガハシスミレ-全体5

(2015.5 新潟県 旧・松之山町)


ナガハシスミレ-花

舌弁の編み目模様などはオオタチツボスミレに似ているように感じました。
(2015.4 新潟県 旧・新井市)

ナガハシスミレ-花2

(2015.4 新潟県 旧・新井市)


ナガハシスミレ-花3

距の長さがおわかりいただけるかと・・・。
(2015.4 新潟県 旧・新井市)

ナガハシスミレ-葉

この写真はちょっと極端かもしれませんが、先がツンと尖っています。
(2015.4 新潟県 旧・新井市)

ナガハシスミレ-葉2

根生葉は越冬し、黒ずんで見えます。
(2011.5 新潟県弥彦山)

ナガハシスミレ-托葉

托葉はいたってふつうのタチツボスミレ。
(2015.4 山形県小国町)

ミヤマナガハシスミレ-全体

蛇紋岩帯で見られる小型で葉がやや赤みを帯びるものはミヤマナガハシスミレ(f. alpina)と呼ばれます。左下に見えているのが蛇紋岩。(2009.6 八方尾根)

ミヤマナガハシスミレ-花

花色が濃いのもこのすみれの特徴です。
(2009.6 八方尾根)

ミヤマナガハシスミレ-花2

距がタチツボスミレに比べて明らかに長くて異様です。
(2009.6 八方尾根)