ヒメミヤマスミレ

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スミレ科 Violaceae
フモトスミレトウカイスミレにとてもよく似て、両者の中間的な特徴のスミレ。
葉が三角状卵形で鋸歯が粗くて先が丸みがありまり、フモトスミレより花弁が狭い傾向があります。
従来、葉裏は赤味を帯びないとされてきましたものはトウカイスミレの誤認が疑われるとされ、近年はやや赤味を帯びるとされています。トウカイスミレは側弁に毛がほとんどなく、花柱の先が膨らまない。

 

2012.5.18 更新
  • 全体
  • 花 正面
  • 花 横

フイリヒメミヤマスミレ-全体

(2012.5 神奈川県箱根町)


フイリヒメミヤマスミレ-花

側弁の内側には毛が密生しています。花柱先端は膨らみます。
よく似たトウカイスミレはあまり膨らまない。(2012.5 神奈川県箱根町)

フイリヒメミヤマスミレ-花2

付属帯先端が全縁である点など、フモトスミレと全く一緒。
(2007.4 静岡県富士宮市)

フイリヒメミヤマスミレ-葉
葉は三角状卵形で粗く先が丸い鋸歯が見られます。
以前は裏面は赤味を帯びないとされてきましたが、2016年発刊の「日本の野生植物」によれば、裏面は赤味を帯びるとされています。(2012.5 神奈川県南足柄市)