キスミレ Viola orientalis


キスミレ

分類
スミレ科 スミレ属
植生環境
山地
開花時期
3-5月 礫地 火山灰地
地域
静岡以西
特記
第4次絶滅危惧リストから除外
特徴
礫地、火山灰地など、他の植物の生育しにくい環境に適応しています。
丈は5-12cm、根生葉には長柄があり、茎葉ともに心形で先が尖ります。上部の茎葉は下部の茎葉に比してやや長細く、基部の心形は浅くなる傾向があります。両面に微毛があって葉表は柔らかな緑色、葉裏は赤味を帯びるものが多い。
花は1.5-2cm、側弁には毛があり、唇弁がやや小さくて赤条が入ります。花弁の裏側は赤味を帯びます。距は短い。
備考
エングラー : スミレ科
類似種
 
撮影地
2008.4 静岡県

キスミレ

丈は10cm足らずと小型です。葉に比べて花が大きい。 (2008.4 静岡県)


キスミレ

側弁に毛が密生、閉じ気味に開くため、花柱は見えません。 唇弁が他の花弁より小さい。 (2008.4 静岡県)


キスミレ

花弁の裏側は赤みを帯びます。距は短い。 (2008.4 静岡県)


キスミレ

葉はやや白っぽい緑色で円心形、先は鈍頭~鋭頭。 (2008.4 静岡県)