ニオイタチツボスミレ Viola obtusa


ニオイタチツボスミレ

分類
スミレ科 スミレ属
植生環境
海岸 里 山地 亜高山
開花時期
3-5月 草地 落葉樹林下 日当たりの良いところ
地域
北海道西南部以南
特記
 -
特徴
ふくよかな花弁、鮮やかな紫色、花付きもとてもよく、華やかな印象のスミレです。
丈は5-15cmで有茎、但し花の時期は茎は目立ちません。托葉は櫛形。
花は1.5-2cm、紫色~赤紫色で唇弁基部の白さが際立ちます。花弁はふくよかで重なり会います。全体に微毛があり、特に花柄の毛は目立ちます。名の由来の香りは鼻を近づけないとなかなか気づけませんが、春らしい甘い香り。
備考
エングラー : スミレ科
類似種
タチツボスミレ : 花色は多くは淡色で側弁は本種より細い、花期でも花茎は伸びる。
撮影地
2016.3 千葉市  他

ニオイタチツボスミレ

鮮やかな色で花の形も草姿も花付きもよいすみれ。鼻を近付けるとほのかに良い 香りがします。花期には茎は伸びず、乱れた姿にならない。 (2007.4 千葉市)


ニオイタチツボスミレ

側弁のふくよかさも特徴の1つです。 (2016.3 千葉市)


ニオイタチツボスミレ

距はタチツボスミレとほとんど同じ、花茎にケタチツボスミレと 同じような微毛があります。 (2016.3 千葉市)


ニオイタチツボスミレ

葉はタチツボスミレより小さく、写真では約2cm、少し縦長です。 先はあまり尖らないものが多い。 (2015.3 千葉市)


ニオイタチツボスミレ

托葉は櫛形です。 (2016.3 千葉市)