オオタチツボスミレ Viola kusanoana
(品種) シロバナオオタチツボスミレ


オオタチツボスミレ

分類
スミレ科 スミレ属
植生環境
山地
開花時期
4-6月 落葉樹林下
地域
日本海側に多い
特記
 -
特徴
積雪地の代表的なすみれで鮮やかな緑色の葉のすみれ。
丈は15-25cmで有茎。葉は鮮やかで明るい緑色、円心形で先が急に尖り基部は心形です。托葉は櫛形。
花は葉腋から伸びる柄の先に1つ付き、やや赤味のある淡紫色、側弁に毛はありません。
全体にタチツボスミレとよく似ていますが、距が白く、唇弁にある線状斑が網目状であるところがわかりやすい相違点。
白花はシロバナオオタチツボスミレ
備考
エングラー : スミレ科
近似種
タチツボスミレ : 葉は心形、唇弁の斑は網目状にならない。距はふつう花弁色に同じ。
撮影地
2013.5 岩手県住田町  他

オオタチツボスミレ

葉の色が鮮やかで若々しく、全体にタチツボスミレより明るい印象。葉脈がはっきりへこんで見えます。 (2011.5 栃木県那須町)


オオタチツボスミレ

唇弁の紫色のすじが、網の目状です。タチツボスミレと比べると、 筋の多いのが一目瞭然。 (2015.4 新潟県上越市)


オオタチツボスミレ

距が白いところが、タチツボスミレと一番わかりやすいの違いです。 (2015.4 新潟県上越市)


オオタチツボスミレ

托葉は櫛形。 (2015.4 新潟県上越市)


シロバナオオタチツボスミレ f. alba

シロバナオオタチツボスミレ

白花品。唇弁の条もほとんど目立たない。 (2008.5 長野市)