テリハタチツボスミレ Viola faurieana
(品種) シロバナテリハタチツボスミレ


テリハタチツボスミレ

分類
スミレ科 スミレ属
植生環境
山地
開花時期
4-5月 草地
地域
青森~福井の日本海側
特記
 -
特徴
タチツボスミレが日本海側の積雪地で低山変異したもの。
有茎のすみれで葉は卵形で厚く光沢があり、葉の基部が浅い心形~切形となります。花期にも黒ずんだ越冬葉が見られます。托葉は櫛形。
花は1.5-2cm、タチツボスミレと変わりません。茎が匍って広がることもできますが、より高所にあるツルタチツボスミレほど顕著ではありません。
白花はシロバナテリハタチツボスミレと呼びます。
備考
エングラー : スミレ科
類似種
ツルタチツボスミレ : 葉に光沢はなく、長さより幅が広い。距は先が細い。
タチツボスミレ : 葉は心形、茎は立ち上がる。
撮影地
2013.5 青森市

テリハタチツボスミレ

あまり陽に当たらぬ薄暗いヒバの森にあり、陽の当たる所はナガハシスミレが咲いていました。標高は100m前後。 (2013.5 青森市)


テリハタチツボスミレ

葉に強い光沢があり、基部は切形~浅い心形。新葉は明るい色でしたが、そうでないものは暗い緑色。 (2013.5 青森市)


(品種) シロバナテリハタチツボスミレ f. albifaurieana

シロバナテリハタチツボスミレ

少し青みが残っているようにも感じましたが、ほぼ白花でしたので、本種にしてしまいました。 (2013.5 青森市)