テリハタチツボスミレ / シロバナテリハタチツボスミレ

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スミレ科 Violaceae
タチツボスミレが日本海側の積雪地で低山変異したもの。
有茎のすみれで葉は卵形で厚く光沢があり、葉の基部が浅い心形~切形となります。花期にも黒ずんだ越冬葉が見られます。托葉は櫛形。
花は1.5-2cm、タチツボスミレと変わりません。茎が匍って広がることもできますが、より高所にあるツルタチツボスミレほど顕著ではありません。

 

2020.3.7 更新
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  • 花正面
  • 花 横
  • シロバナテリハタチツボスミレ

テリハタチツボスミレ-全体

あまり陽に当たらぬ針葉樹のやや暗い森にあり、陽の当たる所は
ナガハシスミレが咲いていました。標高は100m前後。(2013.5 青森市)

テリハタチツボスミレ-全体

陽の光が当たると、光沢が強くてこんな感じになってしまう。茎が倒れた「ツル」らしきものはほとんど確認出来ませんでした。(2010.5 青森県・旧小泊村)

テリハタチツボスミレ-全体3

(2013.5 青森市)


テリハタチツボスミレ-花

花自体はタチツボスミレとの差異は感じられません。
(2013.5 青森市)

テリハタチツボスミレ-花2
この写真を見る限り、このあたりのものは、
ツルタチツボスミレに少し寄った型なのかもしれないとも思えましたが、
ツル・・・は鳥海山付近が北限なので、本種で良いと思った。(2013.5 青森市)

テリハタチツボスミレ-葉

葉に強い光沢があり、基部は切形~浅い心形。新葉は明るい色でしたが、
そうでないものは暗い緑色。(2013.5 青森市)

シロバナテリハタチツボスミレ

(f. albifaurieana) 少し青みが残っているようにも感じましたが、ほぼ白花。
(2013.5 青森市)