ヒメミヤマスミレ Viola boissieuana var. boissieuana


ヒメミヤマスミレ

分類
スミレ科 スミレ属
植生環境
山地 亜高山
開花時期
3-5月 落葉樹林下 林縁
地域
関東以西
特記
 -
特徴
フモトスミレやトウカイスミレにとてもよく似て、両者の中間的な特徴のスミレ。
葉が三角状卵形で鋸歯が粗くて先が丸みがありまり、フモトスミレより花弁が狭い傾向があります。側弁は毛がある。
付記
従来、葉裏は赤味を帯びないとされてきましたものはトウカイスミレの誤認が疑われるとされ、葉裏はやや赤味を帯びるとされています。(日本の野生植物)
備考
エングラー : スミレ科
類似種
フモトスミレ : 葉は卵形~広卵形、葉裏は赤みを帯びる。
トウカイスミレ : 丈が小さく、側弁に毛がほとんどなく、花柱の先が膨らまない。花柄は短い。
撮影地
2012.5 神奈川県箱根町  他

ヒメミヤマスミレ

側弁の内側には毛が密生しています。花柱先端は膨らむ。 (2007.4 静岡県富士宮市 / 2012.5 神奈川県箱根町)


ヒメミヤマスミレ

葉は三角状卵形で粗く先が丸い鋸歯が見られます。以前は裏面は赤味を帯びないとされてきましたが、2016年発刊の「日本の野生植物」によれば、裏面は赤味を帯びるとされています。 (2012.5 神奈川県南足柄市)