ヒナスミレ Viola tokubuchiana var. takedana
(品種) フイリヒナスミレ


ヒナスミレ

分類
スミレ科 スミレ属
植生環境
山地
開花時期
4-5月 落葉樹林下
地域
北海道南部~九州中部
特記
 -
特徴
フジスミレの変種で卵形で先が尖る葉を横に綺麗に展開する淡いピンクいろのスミレです。
丈は3-8cm、葉は長卵形~披針形、先は尖り基部は心形、波状の鋸歯があり、水平に展開します。葉裏は赤見を帯びるものが多く、両面に粗い毛が散生します。
花の側弁にふつう、まばらに毛があります。株はよく見ますが開花する花は少なく、閉鎖花が多い。
フイリヒナスミレ、シロバナヒナスミレなどの品種があります。
備考
エングラー : スミレ科
類似種
フジスミレ : 葉は卵形、側弁の毛は少ない。
シハイスミレ : 葉は長卵形~披針形、葉裏は赤い。側弁に毛はない。
撮影地
2017.4 東京都高尾山  他

ヒナスミレ

淡いピンクが綺麗なすみれです。閉鎖花しか付かない株も多く見られます。 (2019.4 群馬県)


ヒナスミレ

側弁の基部には毛があります。 (2011.4 山梨県北杜市)


ヒナスミレ

 (2016.4 東京都高尾山)


ヒナスミレ

葉は長卵形~披針形で、基部は心形、先が細くなって尖ります。葉裏は赤い。 (2011.4 山梨県北杜市)


(品種) フイリヒナスミレ f. variegata

フイリヒナスミレ

葉に斑の入ったものはフイリヒナスミレと呼ばれます。 (2019.4 群馬県)