(品種) ミドリフジスミレ Viola tokubuchiana var. tokubuchiana f. concolor


ミドリフジスミレ

分類
スミレ科 スミレ属
植生環境
山地
開花時期
4-5月 湿り気のある落葉樹林下
地域
足尾山地 日光周辺
特記
 -
特徴
フジスミレの葉に斑がないものです。
丈は3-8cm、葉は横に展開し卵形で先が尖り基部は心形、白斑はなく、縁には低鋸歯があり、葉面や柄には毛が見られます。
花数は多くはなく大抵2-3輪で、花柄もあまり伸びません。側弁に毛がわずかに認められます。
葉に斑のあるものはフジスミレといいます。
備考
エングラー : スミレ科
類似種
フジスミレ : 葉に斑がない。
ヒナスミレ : 葉は長卵形~披針形。
撮影地
2008.5 栃木県日光市

ミドリフジスミレ

ヒナスミレに比して葉が丸みがあり、花柄があまり伸びません。 (2008.5 栃木県日光市)


ミドリフジスミレ

側弁に少し毛が見られます。 (2016.4 栃木県日光市)


ミドリフジスミレ

 (2016.4 栃木県日光市)


ミドリフジスミレ

葉は卵心形。葉裏に赤味があります。葉に斑は入りません。写真はアップすると多少脈が白く見えますが、肉眼ではほとんど気づかない程度でしたので、本種としました。 (2016.4 栃木県日光市)