ヒメタデ Persicaria erectominor var. erectominor
(品種) アオヒメタデ

2023.10.28 加筆

ヒメタデ

分類
タデ科 イヌタデ属
植生環境
開花時期
5-10月 田 湿地
地域
全国
特記
 -
特徴
丈は20-45cm、下部は地を匍って立ち上がります。葉は3-8cmの広線形~長披針形で、基部はくさび形~円形で短柄があります。葉表の縁付近と脈に毛があり、裏面脈上にも毛がある。托葉鞘は長い筒型で表面に毛があり、先に筒部の1/2ほどの長い毛があります。
花は枝先に1.2-2cmの総状花序に付き、基準種のヒメタデは萼が淡ピンクで花は春に見られることが多く、アオヒメタデは白緑色で秋に見られることが多い。
異説
2013年、日本植物分類学会第12回大会にて愛知教育大・ 芹沢 俊介 他より新種「エドガワヌカボ」であるとのポスター発表がある。偶然にも、本掲載のヒメタデの写真は芹沢氏の標本採取地付近と思われ、それに該当すると思われるが、その後正式な論文発表はない。
なお、この件は掲載のアオヒメタデは関わらない。
備考
エングラー : タデ科
類似種
 
撮影地
2020.6 千葉県松戸市  他

ヒメタデ

基準種のソメタデは花はピンク。上の写真は秋咲きのもの。トップの写真は春咲きのもので、花がややまばらなことが多いようだ。 (2020.10 千葉県松戸市)

ヒメタデ

葉は細く、多くは広線形~線状披針形でした。 (2020.6 千葉県松戸市)

ヒメタデ

托葉鞘は長い筒形で筒部に毛があり、長く毛が飛び出ています。 (2020.6 千葉県松戸市)


アオヒメタデ f. viridiflora

アオヒメタデ

花色が少し緑がかった白色のものはアオヒメタデと呼ぶ。こちらのほうが見かける機会が多いようだ。 (2020.9 栃木県渡良瀬遊水地)


アオヒメタデ

托葉鞘はヒメタデ同様、長い筒型で筒部に毛があり、上縁から毛が長く飛び出す。 (2020.9 栃木県渡良瀬遊水地)