ナガエコミカンソウ

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コミカンソウ科 Phyllanthaceae
トウダイグサ科 Euphorbiaceae
丈は20-60cmほど、全体に毛はなく、葉は茎から横に伸びる葉状小枝に10-25個ほど互生して付き、長さ1cmほどの広卵形~倒卵形、裏面はやや白く、短柄があります。
花は葉腋に数個ずつ横向き~やや下向きに咲き、雄花は径2mm弱、雌花は径1.5mmほど、どちらも花被片は6、柄があります。果実は径1.5mmほどの潰れた球形、表面はほぼ平滑、柄は花期より伸びて5mmほどになる。

 

2021.10.11 作成
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  • 実2
  • 葉2
  • 葉3

ナガエコミカンソウ-全体

近くにコマツナギがあり、この一群もそうだと思い込んでいましたが、
よく見たら・・・ (2021.10 千葉市)

ナガエコミカンソウ-全体2

(2021.10 千葉市)


ナガエコミカンソウ-全体3

花や果実は小さいが、柄がはっきりと見られた。
(2021.10 千葉市)

ナガエコミカンソウ-全体4

(2021.10 千葉市)


ナガエコミカンソウ-全体5

(2021.10 千葉市)


ナガエコミカンソウ-花

葉状小枝に葉が10-25個付き、その葉腋に数個ずつ雄花と雌花が付く。
(2021.10 千葉市)

ナガエコミカンソウ-花2

A:雌花 B:雄花 雄花のほうが少し大きい。
(2021.10 千葉市)

ナガエコミカンソウ-花3

雌花。径は1.5mmほどと雄花より少し小さい。花被片は5-6、中肋は緑色。
花柱3で先が2裂。(2021.10 千葉市)

ナガエコミカンソウ-花4

雌花の柄は果期に伸びて5mmほどになる。
(2021.10 千葉市)

ナガエコミカンソウ-花5

雄花
(2021.10 千葉市)

ナガエコミカンソウ-花6
雄花。径2mm弱で雌花より少し大きく、花被片は5-6(写真は5)で幅が広い。
中肋の緑色も淡く、全体として白く見えた。雄しべは5。雄しべの基部に何等かの付属帯が5つあるようです。 (2021.10 千葉市)

ナガエコミカンソウ-花7

左:花被片6 右:花被片5 何らかの付属帯、雄しべはいずれも5。
(2021.10 千葉市)

ナガエコミカンソウ-花8

雄花にも柄明瞭な柄がある。
(2021.10 千葉市)

ナガエコミカンソウ-実

果実は潰れた球形で径1.5mm。花被片は残存し。柄は5mmほどに伸びる。
(2021.10 千葉市)

ナガエコミカンソウ-実2

表面には顕著な凸はなく、先端に花柱が残っていました。
(2021.10 千葉市)

ナガエコミカンソウ-葉

葉は葉状小枝に付き、長さ1cmの広卵形~倒卵形。
(2021.10 千葉市)

ナガエコミカンソウ-葉2

葉先はやや尖るのが典型のようですが、ここでは円頭に近いものも少なくなかった。
(2021.10 千葉市)

ナガエコミカンソウ-葉3

葉裏はやや白い。基部に短い柄があり、
その基部に鋭三角状の托葉が見られます。(2021.10 千葉市)

ナガエコミカンソウ-茎

茎は無毛。分岐しているのは葉状小枝。
(2021.10 千葉市)