ヤシュウハナゼキショウ Tofieldia furusei


ヤシュウハナゼキショウ

分類
チシマゼキショウ科 チシマゼキショウ属
植生環境
山地
開花時期
7-8月 湿った岩場
地域
栃木 愛知  和歌山
特記
 -
特徴
走出枝を出して増えるのが特徴。
花茎は10-30cm、根生葉は中脈で葉表を内側にして折れたV字状の線形~剣状で5-25mm、長く尖り、縁に微細な突起がありません。花茎に付く葉は2-3枚で小さい。
花は花茎に総状に多数付き、花柄が長く5-10mmで花被片(3-4mm)より長い。雄しべは花被片と同長か、少し長い。葯は黄色味を帯びます。
良く似たハナゼキショウは走出枝を出さず、葯は褐色~紫色を帯びます。
備考
エングラー : ユリ科
類似種
ハナゼキショウ : 走出枝を出さず、葯は褐色~紫色を帯びます。
撮影地
2016.8 栃木県

ヤシュウハナゼキショウ

湿った北向きの岩場に群れていました。走出枝を出して増えるのが最大の特徴ですが、ハナゼキショウと思い込んでしまって、確認していません。自生地から本種と判断。 (2016.8 栃木県)


ヤシュウハナゼキショウ

花被片6。子房は基部から3裂。雄しべ6。葯は黄色味を帯びます。花柄は長く、花被片の2倍以上ありました。 (2016.8 栃木県)


ヤシュウハナゼキショウ

葉はアヤメ科のように中脈で内側に折れまがり、基部は鞘状に重なり合う。 (2016.8 栃木県)