ヒメイズイ

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ユリ科 Liliaceae
クサスギカズラ科 Asparagaceae
高さは北地の風衝海岸では5-10cm、山地では20-50cmと極端に姿が変わります。
他のアマドコロ属の植物とは異なり、直立、茎には稜があります。
葉は卵形~長楕円形で3-10cm、縁と裏面脈上に微細な突起がありますが肉眼なでは見えない。
花は中ほどの葉腋から柄が出て1つずつ垂れ下がります。花色は淡黄緑色で花被は合着し、先端だけ裂けて緑色、斜開します。花糸は途中まで花被に合着しています。
なお、北地の砂礫地のものは丈は5-10cm、葉が密に付き、広卵形で円形に近いものもあり、長さ3cm前後と大きく姿が変わります。東北北部・北海道ではまとまって数多く見られます。

山地では草原帯にあり、海岸では砂礫地に多くあります。

 

2019.6.22 更新
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ヒメイズイ-全体

地域によって姿は大きく異なります。上の写真は北地の海岸風衝地で見られる矮小型。
丈は10cm以下。下部の葉は円形に近い形でした。(2014.5 青森県深浦町)

ヒメイズイ-全体2

花期の最後の状態で咲き残っているものは少なかったですが、
5-6m四方に足の踏み場がないほどにありました。(2014.5 青森県深浦町)

ヒメイズイ-全体3

甲信越などで見られるものは丈が20-25cmほどあり、やや間延びした印象。
(2013.6 長野県霧ヶ峰)

ヒメイズイ-全体4

北地の海岸近くの林縁にあったもの。おそらくこれが典型形態。生える場所により印象が
大きく異なるのも、この植物の特徴かもしれません。(2010.6 青森県尻屋崎)

ヒメイズイ-全体5

海岸砂丘帯にあったもの。そこそこの風衝地だと思いますが、丈は20cmほどと小型では
あったものの、極端な矮小化はしていませんでしいた。(2015.5 新潟県村上市)

ヒメイズイ-花

花被片の先端は緑色。ふつう下向きに咲きますが、矮小型では葉が密なので、
向きはいろいろになっていることもあります。(2015.5 青森県深浦町)

ヒメイズイ-花2

葉腋から短い柄を出して1つだけ花を付けます。茎には稜があり、角張っている。
(2014.5 青森県深浦町)

ヒメイズイ-花3

先端部だけ6裂しています。開口部中央に雌しべ、その周囲に雄しべが囲んでいる。
花糸が途中まで花被に合着しているのもなんとなくわかります。(2014.5 青森県深浦町)

ヒメイズイ-葉

葉は左右に交互に出ますので、海岸風衝地ではこんな姿です。
(2014.5 青森県深浦町)

ヒメイズイ-葉2

茎には稜があり、葉裏脈上に微細な毛が見られるなどアマドコロの仲間に似た
特徴がありますが葉裏は白くない。(2015.5 新潟県村上市)

ヒメイズイ-葉3

小脈上に微細な突起・・・脱落しやすいようで、間欠的に残っていた。
(2019.6 長野県霧ヶ峰)

ヒメイズイ-葉4

縁に小突起がありますが、非常に小さい。
(2015.6 千葉県 旧・成東町)

ヒメイズイ-芽出し

海岸の小型のものは、丈が小さいせいか、折りたたまれた葉が一度に展開する感じ。
(2015.5 青森県深浦町)

ヒメイズイ-群生

海岸風衝地のタイプの群生。5-6mの範囲ですが、足の踏み場のないほどです。
丈は多くは6-8cmと小さい。写真は花が終わっています。(2014.6 青森県深浦町)

ヒメイズイ-芽出し

脈に毛が見られました。この後、脱落するようです。
(2016.4 青森県八戸市)

ヒメイズイ-芽出し2

(2016.4 青森県八戸市)


ヒメイズイ-芽出し3

さらにその後・・・まだ葉は展開していない。
(2019.6 長野県霧ヶ峰)