ショウジョウバカマ

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シュロソウ科 Melanthiaceae
ユリ科 Liliaceae
早春の代表花の1つ。雪融けとともに、雪の下に埋もれていた根生葉から花芽が上がってきます。
花茎は10-30cm、鱗片状の葉が数枚付きます。根生葉はロゼット状で7-20cm、倒披針形で全縁
花は花茎に3-10個付き、花被片6で倒披針形、10-15mm、色は、ピンク、エンジ、ベージュ、白などもあります。花のあとも花被片は緑色になって残ります。
シロバナショウジョウバカマは葉に鋸歯が見られる別種で、本種の白花ではない。東日本では希少。

 

2019.4.14 更新
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  • 白花
  • 同2
  • 花2
  • 花3
  • 蕾2
  • 葉2

ショウジョウバカマ-全体

雪融け後、真っ先に咲く花の1つ。葉は全縁。 色はエンジ色、ピンク、黄色みを
帯びるもの、白と多彩。でも、この色が最もふつう。(2006.5 谷川岳)

ショウジョウバカマ-全体2

田んぼ脇の用水路縁に点々と咲いていました。積雪地などでは、
除草剤を使わなければこういう所にも咲く花。(2012.4 長野県白馬村)

ショウジョウバカマ-全体3

(2012.4 長野県白馬村)


ショウジョウバカマ-全体4

咲きだしのころ。まだ花茎が全く伸びていませんでした。
(2019.4 長野県白馬村)

ショウジョウバカマ-白花

白花品。シロバナショウジョウバカマは全くの別種で、
本種の白花は特に呼称はありません。(2012.4 新潟県 弥彦村)

ショウジョウバカマ-白花2

このあたりは全部白花でした。
(2015.4 新潟県 旧・六日町)

ショウジョウバカマ-花

花序は短縮した総状ですが、片側に偏った散形花序のように
見えることもあります。(2014.4 新潟県加茂市)

ショウジョウバカマ-花2

(2015.4 新潟県 旧・小国町)


ショウジョウバカマ-花3

開花まもない状態。
(2010.5 八甲田山)

ショウジョウバカマ-実

花被片は次第に緑色に変わり、しばらく残ります。3つの子房が大きくなり始めています。
(2014.6 山形県鳥海山)

ショウジョウバカマ-蕾

鱗片葉に包まれています。
(2019.4 長野県白馬村)

ショウジョウバカマ-蕾2

(2015.5 新潟県 旧・松之山町)


ショウジョウバカマ-葉

花が終わると新葉が芽吹きます。
(2011.6 谷川岳)

ショウジョウバカマ-葉2

花茎には鱗片状の葉が数枚付きます。
(2014.4 新潟県加茂市)