クマヤナギ  Berchemia racemosa var. racemosa

2024.7.1 更新

クマヤナギ

分類
クロウメモドキ科 クマヤナギ属
植生環境
山地
開花時期
7-8月 林内
地域
全国
特記
 -
特徴
茎がツル状となる植物。
丈は最大5mほど、葉は互生し、4-6cmの卵形~長楕円形で先も基部も丸く、全縁、側脈は片側7-8本ずつ。葉裏は白っぽい。
花は枝先では複総状に、上部の葉腋には総状に付き、約3mm、三角状の萼5、やや細い花弁は5、雄しべを抱き込む。果実は翌年夏に赤~黒色に熟す。
備考
エングラー : クロウメモドキ科
類似種
ミヤマクマヤナギ : 葉がやや小さく、側脈が5-7対、花序は分枝しない
ホナガクマヤナギ : ツル性にならず、総状花序は密で伸長し、時に側枝を出す 日本海側のみ
オオクマヤナギ : 葉の側脈は9-13対、総状花序は2回以上分枝する
撮影地
2016.8 岩手県岩泉町  他

クマヤナギ

枝先に複総状に花を付けます。 (2016.8 岩手県岩泉町)


クマヤナギ

花は径3mm、萼5、花弁5、花弁はやや細く、雄しべを抱き込んでいて、花弁の先に葯が付いているように見える。 (2024.6 千葉県横芝光町)


クマヤナギ

1年かけて夏に赤~黒色に熟します。 (2023.6 千葉市)


クマヤナギ

葉は卵形~長楕円形、先も基部も丸く、全縁。側脈は7-8対。 (2016.8 岩手県岩泉町)


(虫こぶ) クマヤナギハフクロフシ

クマヤナギ

クマヤナギトガリキジラミによる虫えい。葉裏はポチキスで留めたような、表から平にギュッとつまんだような感じだった。 (2024.5 新潟県阿賀町)