テイカカズラ Trachelospermum asiaticum

2023.10.25 更新

テイカカズラ

分類
キョウチクトウ科 テイカカズラ属
植生環境
里 山地
開花時期
5-6月 林内 林縁 岩場
地域
本州以南
特記
 -
特徴
常緑のつる性木本。茎から気根を出して、樹木や岩場をはい上がります。
葉は対生し、革質で光沢があり、3-7cmの楕円形で全縁。
花は集散状に付き、花冠径2-3cm、筒部7-8mm、花冠裂片はねじれます。
備考
エングラー : キョウチクトウ科
類似種
サカキカズラ : 花が小さく径8-10mm、葉はやや細く長楕円形。
チョウジカズラ : 葉が大きく長さ5-10cm、花も径3cm。
撮影地
2017.6 千葉県市原市  他

テイカカズラ

スギなど木に絡まって上り、このようになることも・・・。中はスギの木。 (2018.5 千葉県山武市)


テイカカズラ

花は集散状に付き、花冠は5裂し、裂片の左右のいずれかが裏側に巻いて、よじれたように見えます。反対側はフリル状になる。反曲の程度には個体差があり、裂片の見た目にバリエーションがあります。 (2017.6 静岡県伊東市 / 2018.5 千葉市)


テイカカズラ

果実は長さ15-25cmの円柱状線形。写真はまだ未熟なのかそこまではなく、 10-15cm程度でした。 (2017.9 千葉県大多喜町)


テイカカズラ

縁は全縁で、基部はくさび形。 (2018.5 千葉市)


(虫こぶ) テイカカズラミサキフクレフシ

テイカカズラ

テイカカズラミタマバエによる虫えい。本来、長さ20cmほどの円柱状線形の果実が2つずつ付くのだが、果実の先がくっついて先が伸びない。 (2017.11 千葉県館山市)