マタタビ Actinidia polygama


マタタビ

分類
マタタビ科 マタタビ属
植生環境
里 山地
開花時期
6-7月 林縁
地域
全国
特記
 -
特徴
ネコの大好きな果実ができることで知られる植物。
落葉ツル性木本。雌雄別株。
葉は6-15cmの広卵形、先は鋭頭、基部は円形~切形、刺状の細かな鋸歯があります。上部の葉は花期には白くなります。
花は本年枝の中部の葉腋に付き、径2-2.5cmで下向きに咲きます。両性花の花柱は多数で全体として噴水状になる。果実は2-2.5cmの長楕円形で先が尖り、黄橙色に熟します。
なお、猫だけでなく人も食べられますが、美味とはいえない。
備考
エングラー : マタタビ科
類似種
ミヤママタタビ : 葉の基部がハート形、花期の葉は白色、終わるとピンク色を帯びる。花は径1-1.5cm。
サルナシ : 花が径1-1.5cm、葉は革質で花期にも白くならない。果実は広楕円形。
撮影地
2018.6 栃木市  他

マタタビ

花期に葉が白くなるので遠目にも見つけやすい。 (2016.6 岩手県久慈市)


マタタビ

左:雄花 右:両性花 花柱は噴水状になっています。いずれも花径は2-2.5cm、葯はオレンジ色。 (2018.6 栃木市 / 2015.6 岩手県久慈市)


マタタビ

完熟直前の果実。「また旅に出る」の語源のとおり、強精剤として古来から知られ、甘さもありますが、私は苦手。青いうちに焼酎に漬けてマタタビ酒にするのが一般的ですが、それでもクセが強い。 (2018.10 長野県軽井沢町)


マタタビ

葉は倒卵形。基部は切形~円形。花期に葉表は白くなります。写真は鋸歯の目立たないもの。 (2016.6 岩手県久慈市)