アオツヅラフジ Cocculus trilobus

2023.8.9 更新

アオツヅラフジ

分類
ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属
植生環境
里 山地
開花時期
7-8月 草地
地域
全国
特記
 -
特徴
落葉ツル性木本。ツルには黄褐色の毛があり葉柄や花序の軸にも見られます。葉はふつう広卵形ですが、変異が多く、時に3裂します。
花は枝先や葉腋から出る柄に付き、花弁萼片とも6個、雄花は雄しべ6、雌花は雌しべ6と仮雄しべ6、子房は6心皮。秋にヤマブドウやエビヅルのような6-7mmの粉白を帯びた黒い実を密に付けます。
備考
エングラー : ツヅラフジ科
類似種
 
撮影地
千葉市  2013.7 青森県階上町  山形県鶴岡市  他

アオツヅラフジ

雄花序。雌花序に比して大きく花数も多い。 (2016.8 山形県鶴岡市)


アオツヅラフジ

左:雄花 雄しべ6  右:雌花 花柱6、仮雄しべ6。 共通 : いずれも萼片6が大きく、花弁6で花弁の先は裂ける。
(上の写真は合成写真。雌雄異株) (2023.7 千葉市 / 2017.6 静岡県下田市)


アオツヅラフジ

葉表は革質、無毛のように見えますが、細い白毛が見られます。葉裏にも毛が見られます。 (2020.6 千葉市)


アオツヅラフジ

果実は青黒く、表面にブドウと同じような白いものが付いています。 (2018.10 長野県佐久市)