ウリハダカエデ Acer rufinerve

2025.6.3 更新

ウリハダカエデ

分類
ムクロジ科 カエデ属
植生環境
山地
開花時期
5月 谷間 緩い斜面
地域
本州以南
特記
 -
特徴
落葉高木。雌雄異株。
高さ8-10mになります。樹皮に菱形の皮目が点在します。若い枝は緑色。葉は対生し、10-15cmの扇状五角形で浅く浅裂し、裂片の先は鋭く、縁には重鋸歯があります。葉裏脈上に毛が密にある。
花は総状に10-15個付き、花序は長さ5-10cm、花は淡緑色~淡黄色で径8-10mm。雄花は雌花より大きい。果実は2-3cm、翼は鈍角に開く。
備考
エングラー : カエデ科
類似種
ウリカエデ : 葉は小さく、葉裏脈腋に薄膜がある。花序に付く花は10個以下と少ない。
ホソエカエデ : 葉柄が赤みを帯び、葉裏葉脈に赤い縮毛はないか僅か。花は葉の展開後に咲くことが多く、花序に20-50個付く。
撮影地
2019.6 新潟県十日町市  他

ウリハダカエデ

花の開花時は葉がまだ完全に展開していないことが多い。 (2025.5 新潟県魚沼市)

ウリハダカエデ

雄花序と雄花。花は10-15個程度と、よく似たウリカエデより多い。 (2017.6 群馬県武尊山 / 2025.5 新潟県魚沼市)

ウリハダカエデ

子房には褐色の縮毛がある。 (2019.6 新潟県十日町市)

ウリハダカエデ

葉は扇状の五角形でふつう3浅裂します。葉裏脈上、小脈上などに赤い毛が見られました。 (2018.5 茨城県筑波山)

ウリハダカエデ

若い枝には瓜のような縞模様が見られ、菱形の皮目がある。 (2024.5 福島県裏磐梯)