イヌツゲ Ilex crenata var. crenata

2023.10.18 更新

イヌツゲ

分類
モチノキ科 モチノキ属
植生環境
山地
開花時期
6-7月 岩場 草地 林縁
地域
関東南部 伊豆 紀伊半島 四国 九州南部
特記
 -
特徴
雌雄別株の常緑小高木。
丈は2-6m、よく枝分かれします。本年枝は緑色。葉は互生し、1-3cmの楕円形~長楕円形で縁に浅い鋸歯が数個見られます。両面ともに無毛。
雌花は葉腋に1つ、雄花は葉腋に2-6個付き、いずれも花弁4。果実は5-6mmで黒色に熟します。
はハイイヌツゲと呼ぶ。
備考
エングラー : モチノキ科
類似種
ハイイヌツゲ : 下部の茎が地を匍って丈は0.5-1.2m、葉が小型。北日本や日本海側で見られる。
撮影地
2019.6 神奈川県箱根町  他

イヌツゲ

雄花。花弁4、雄しべ4。萼片は半円形。 (2019.6 神奈川県箱根町)

イヌツゲ

雌花は葉腋に1つずつ付く。雄しべはあるが花粉は付かない。(写真はハイイヌツゲ(別掲)のものだが、同じ) (2019.7 岩手県八幡平市)

イヌツゲ

果実は径5-6mm、黒く熟す。 (2017.11 千葉県山武市)


イヌツゲ

葉は1-3cmの楕円形~長楕円形、縁に浅い鋸歯がある。 (2017.11 千葉県山武市)


(虫こぶ) イヌツゲメタマフシ

イヌツゲ

新芽となる部分に出来る虫こぶ。イヌツゲタマバエの仕業。写真のものは穴が空いており、すでに中は空き家になっているようだ。 (2023.10 千葉市)