エゾイワハタザオ

アブラナ科 Brassicaceae
アブラナ科 Cruciferae
フジハタザオの変種。
根生葉は3-8cmの長倒卵形、表面にある分岐毛は固い。茎葉は基部が耳状になって茎を抱きます。
花は花弁が6-9mm、花枝は長く、長角果は長く5-8cm、鈍角に伸びて弓なりになる。

 

2016.5.5 更新
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エゾイワハタザオ-全体

沢沿いの道ばたに散生していました。周囲の植物は、フキの花が終わったくらいのレベル。(2013.5 岩手県早池峰山)

エゾイワハタザオ-全体2

白神山地の岩場にはこの花が点在していました。ここのものにはイワハタザオのように根生葉に柄が見られましたが、果実は本種そのものでした。(2014.5 青森県鰺ヶ沢町)

エゾイワハタザオ-全体3

咲き進むと、だいぶだらしない姿になります。
(2013.5 岩手県久慈市)

エゾイワハタザオ-花

花は大きく、柄もやや長め。
(2013.5 岩手県早池峰山)

エゾイワハタザオ-葉

茎葉は卵形でしっかりと茎を抱きます。写真よりもう少し鋸歯があるのが普通のようです。(2010.6 岩手県早池峰山)

エゾイワハタザオ-葉2

根生葉は先が丸くヘラ状。
(2012.6 岩手県早池峰山)

エゾイワハタザオ-葉3

二股毛と星状毛は非常に微細で、肉眼では確認できないレベルでした。
(2013.5 岩手県早池峰山)

エゾイワハタザオ-実

果実はとても長く、茎から離れてクネクネして絡まっているよう。くびれがあり、ややよれたような感じにも見えます。(2013.5 岩手県久慈市)

エゾイワハタザオ-実2

(2014.6 白神山地)


エゾイワハタザオ-参考

石灰岩変異と思われる型。茎葉が長く伸び、極端なものは幅の狭い三角状で8cmかそれ以上ありました。詳しくは「エゾイワハタザオ変化型」ページへ (2016.4 岩手県岩泉町)