クサアジサイ Cardiandra alternifolia var. alternifolia
(品種) ミヤマクサアジサイ

2024.37.9 更新

クサアジサイ

分類
アジサイ科 クサアジサイ属
植生環境
山地
開花時期
7-9月  
地域
宮城・福島以南
特記
 -
特徴
高さ20-70cmほどと小さく、草本に分類されるアジサイです。
ほとんど分枝せず、葉は多くは互生で8-20cmの広披針形~披針形、先は尖り、両面に毛が見られます。
花は茎頂に散房花序に付き、ごく少数の装飾花と両性花からなります。装飾花は10-25mmで萼片は3個。
全体に小型で葉の鋸歯が粗く、多くが対生するものはミヤマクサアジサイと呼ばれますが、分けないという見解もある。ミヤマクサアジサイと同じ特徴で、且つ葉が小さくて細い(長さ7cm以下、幅1.5cm以下)のものはハコネクサアジサイと呼び、箱根周辺のみで見られます。
備考
エングラー : ユキノシタ科
類似種
 
撮影地
2024.7 千葉県君津市

クサアジサイ

 


クサアジサイ

やや薄暗くて湿り気のある斜面などでよく見られる。多くは丈は40-50cmくらい。 (2024.7 千葉県君津市)


クサアジサイ

両性花は径6-7mm、花弁は5、稀に4で反り返っている。装飾花の中央に小さな球状になっているのはおそらく花弁だと思うと思うが、開くことなくこのままで終わる。 (2024.7 千葉県君津市)


クサアジサイ

葉は広披針形~披針形、基部は急に細くなっています。  (2010.7 群馬県赤城山)


(品種) ミヤマクサアジサイ f. oppositifolia

ミヤマクサアジサイ

全体に小型で葉も小さくて対生するもの。葉の鋸歯も粗く、シソ科のような印象。装飾花は見られなかった。 (2018.10 新潟県越後駒ケ岳)