アカネ

アカネ科 Rubiaceae
つる性。根が染色に使われ、茜色の語源となった植物。
茎には稜があり、下向きの刺があってよくひっかかります。葉は3角状の卵形、または狭卵形で基部は心形、柄があり、柄や葉裏葉脈には下向きの刺がある。4枚輪生に見えますが、2枚は托葉です。
花は葉腋から柄を伸ばして円錐状に付き、3-4mmで黄緑色。花弁は4-5枚、果実は黒色に熟します。

 

2021.10.8 更新
  • 全体
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  • 花2
  • 花3
  • 花4
  • 花5
  • 実2
  • 葉2
  • 葉3
  • 芽出し
  • 芽出し2

アカネ-全体

都市近郊などでも普通に見られます。十字型に並ぶ丸い葉が特徴的。
花は葉腋から円錐状に付く。(2014.8 長野県白馬村)

アカネ-全体2

(2015.9 千葉市)


アカネ-全体3

(2020.10 千葉市)


アカネ-全体4

(2015.9 千葉市)


アカネ-全体5

農道上を匍って広がっていたもの。良い香りがしていました。
(2021.10 千葉市)

アカネ-花

花序。小花序の柄も花序に軸に対生に付く。
(2014.9 青森県八戸市)

アカネ-花2

(2021.10 千葉市)


アカネ-花3

花冠は5裂。花柱2つ、雄しべ5本。
(2020.10 千葉市)

アカネ-花4

(2020.10 千葉市)


アカネ-花5

花冠4裂のもの。普通のものに混じってよく見られます。
(2014.9 青森県八戸市)

アカネ-実

本来ならば上のように無毛の2連玉になるのですが、片側しか受粉しないものも多く、
下のような1球形のものもよく見られます。(2016.10 千葉市)

アカネ-実2

果実は黒く熟します。赤く熟すものは外来種のアカミノアカネ。
(2017.10 長野県箕輪町)

アカネ-葉

葉は3角状の卵形、または狭卵形で柄があり、4輪生、うち、2枚は托葉が変化したもの。
葉柄や茎の下向きの刺があります。(2015.4 千葉市)

アカネ-葉2

(2015.4 千葉市)


アカネ-葉3

葉裏や柄の刺がない、または目立たないもの。
(2016.10 千葉市)

アカネ-茎

茎や葉柄には下向きの刺が見られます。
(2020.6 千葉市)

アカネ-早春

葉面に毛があり、縁と葉裏脈上の毛が目立ちます。
(2016.3 千葉市)

アカネ-芽出し2

数日でこんな状態になる。
(2016.3 千葉市)