カギカズラ Uncaria rhynchophylla

2024.6.20 更新

カギカズラ

分類
アカネ科 カギカズラ属
植生環境
里 山地
開花時期
6-7月 常緑林内 林縁
地域
関東南部以西
特記
 -
特徴
常緑ツル性植物。節に枝が変形した鉤(かぎ)があるのが特徴。
ツルは10m以上にもなります。葉は対生し、はじめ赤みを帯び、5-12cmの卵状楕円形で基部は円形~くさび形、短柄があります。
花は葉腋から伸びる柄に径2cmほどのぼんぼり型の頭状花序に付き、両性花で花冠は漏斗状で筒部は1cm、先端は5裂で時に6裂。雄しべは花冠裂数に同じ、雌しべは花冠から長く飛び出ます。
備考
エングラー : アカネ科
類似種
 
撮影地
2017.6 千葉県

カギカズラ

ツル(枝)は長く伸び、鉤状に変化した枝を絡ませながら匍い登っていく。 (2024.6 千葉県)


カギカズラ

葉腋から柄を伸ばして球状の頭状花序が1つずつ付きます。花序は2cmほどの球状。雌しべ先端まで入れると、径3cm近い。 (2017.6 千葉県)


カギカズラ

花冠はふつう5裂、時に6裂。雄しべは花冠裂数に同じ。雌しべは長く飛び出ます。筒部は赤く、1cmほど。萼はごく短い。 (2017.6 千葉県)


カギカズラ

この植物のもっとも特徴的な部分。枝が変形したものだそうです。 上下に2つずつ角状にあるのは托葉。 (2017.6 千葉県)


カギカズラ

葉は卵状楕円形で短柄があり、光沢がありました。はじめは赤い。 (2017.6 千葉県)