キショウブ Iris pseudacorus

2025.5.20 更新

キショウブ

分類
アヤメ科 アヤメ属
植生環境
開花時期
5-6月 水辺
地域
外来種 (西アジア・欧州原産)
特記
生態系被害防止外来種リスト掲載種
特徴
大きな株を作って群生している姿をよく見ます。自生するアヤメでは本種のみが黄色い花です。
葉は60-100cm、幅2-3cmで中脈が明瞭。
花は花茎の上部に総状に付き、外花被片は広卵形で基部に褐色の条が見られます。内花被片は小さく、直立します。花柱上部は3裂して花弁化し、縁に歯牙が見られます。雄しべはその下に沿っています。
希に雄しべも花弁化した八重咲きが見られます。
備考
エングラー : アヤメ科
類似種
 
撮影地
2013.5 千葉市

キショウブ

近年、田んぼの水路、小河川沿いなどで多く見られます。 (2017.5 千葉市)


キショウブ

内花被片は小さく、目立たない。 (2017.5 千葉市)


キショウブ

他のあやめ同様、花弁化した花柱(A)裏面に雄しべ(B)が沿う。 (2017.5 千葉市)


キショウブ

花弁化している花柱の裏面を見ると、中央内側に柱頭部と思われるものが観察された。 (2017.5 千葉市)