マメザクラ Cerasus incisa var. incisa


マメザクラ

分類
バラ科 サクラ属
植生環境
山地
開花時期
3-5月  
地域
千葉 東京 神奈川 山梨 静岡
特記
 -
特徴
フォッサマグナ要素の植物ですが、それよりやや広域で見られます。
丈は3-8m、葉は2-5cmの卵形~倒卵形で、先は長く尖り、基部は丸い。縁には重鋸歯が見られます。
花は葉の展開と同時か少し早く咲き、1-3個ずつ下向に付き、花序の柄はほとんどなく、花径は約2cm、花弁の先端は切れ込みます。萼は鐘状筒形で5-6mm。
備考
エングラー : バラ科
類似種
ブコウマメザクラ : 石灰岩地等で見られ、葉は大きくて幅が広く長さ5-8cm、幅3-4cm、萼筒が長い。
チョウジザクラ : 萼筒部は花弁より長く、腺のある開出毛が密。
撮影地
2010.5 山梨県三つ峠山  他

マメザクラ

花は葉の展開と同時か少し早い。 (2018.3 千葉県大多喜町)

マメザクラ

花径は2cmで1-3個ずつ付き、萼筒は長さ5-6mmで赤く、無毛、、裂片の2.5倍、裂片は卵状楕円形で鈍頭、全縁。写真は富士山で見られた典型的なものと思われるが、 (2019.5 静岡県富士山)

マメザクラ

小花柄や萼筒の長さについては地域偏差があるようで、房総の海岸付近の山地で見られるものは柄も萼筒も短い傾向が見られた。 (2024.3 千葉県君津市)

マメザクラ

葉は2-5cmと小さく、倒卵形~卵形、先は尾状、基部は円形~鈍形、重鋸歯がある。葉の両面に伏毛があり、裏面は多い。 (2019.5 静岡県伊豆市)