ヒメフウロ (外来由来)

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フウロソウ科 Geraniaceae
丈は20-60cm、全体に粘ります。葉は2-7cmで3全裂し小葉は1-2回羽状深裂します。両面に伏毛が見られます。
花は葉腋から伸びた柄に2つ付き、径1.5cm、萼には腺毛があり、柄にも見られます。
本来は西日本の石灰岩地のみに自生しますが、海外から園芸用として移入したものが多数逸出しており、都市部などで普通に見られます。

 

2016.6.4 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 花3
  • 葉2
  • 葉3

ヒメフウロ(外来)-全体

丈は20-60cmほど。在来種は絶滅危惧種で、伊吹山などごく一部の石灰岩地にしかなく、
都市部などでも見られるものは、外来由来のもの。(2010.4 千葉市)

ヒメフウロ(外来)-全体2

海岸の集落の石垣沿いに沢山咲いていました。 このあたりは石灰岩地ですが、
写真のものは園芸由来と思われます。(2010.6 岩手県久慈市)

ヒメフウロ(外来)-花

花は柱頭を除き在来種と同じ。花弁には2本の濃いピンク色の線が入ります。
花柄や萼、茎などにも腺毛が混じります。(2010.4 千葉市)

ヒメフウロ-花2

萼には長毛と短い腺毛が見られました。
(2016.5 岩手県久慈市)

ヒメフウロ(外来)-花柱

柱頭が大きく5裂します。
(2010.4 千葉市)

ヒメフウロ(外来)-葉

葉は在来種と同じで3全裂し、小葉は羽状に1-2回裂けます。
(2010.4 千葉市)

ヒメフウロ-葉2

葉表。単純毛と腺毛があるようです。
(2016.5 岩手県久慈市)

ヒメフウロ-葉3

葉裏。小葉柄や葉脈に腺毛と長毛があるようです。
(2016.5 岩手県久慈市)

ヒメフウロ-茎

茎には短い腺毛があり、縦に並ぶ短毛があり、上部では長毛も見られました。
葉柄の上面にも並んだ毛が見られました。(2016.5 岩手県久慈市)