グンナイフウロ Geranium onoei var. onoei f. onoei
(品種) シロバナグンナイフウロ 


グンナイフウロ

分類
フウロソウ科 フウロソウ属
植生環境
山地 亜高山
開花時期
7-8月 草地
地域
中部以北
特記
 -
特徴
高原に咲くフウロソウで、ハクサンフウロなどより1カ月ほど早く咲き出します。
丈は30-50cm、茎と葉柄には開出毛と腺毛があり、上部は腺毛が多い。茎葉は5-12cmで掌状に5-7深裂し、更に3出状に浅裂、両面に開出毛が見られます。花期にも根生葉が見られます。
花は茎頂に集散状に付き、径2.5-3cm、花弁の基部には軟毛があり、萼には粗い毛と腺毛があり、柄には下向きの屈毛と腺毛が見られます。
白花のものはシロバナグンナイフウロ、高山にあり花色が濃い等の特徴のものはタカネグンナイフウロと呼ばれます。
備考
エングラー : フウロソウ科
類似種
チシマフウロ : 萼や柄に開出毛・腺毛は僅かで主に伏毛。茎の上部や葉柄には下向きの圧毛。
撮影地
2021.6 長野県湯ノ丸高原  他

グンナイフウロ

花床に長い軟毛が、萼や柄には開出する長毛と腺毛が密に見られます。 (2021.6 長野県湯ノ丸高原)


グンナイフウロ

葉は掌状に5-7裂。葉表には軟毛が、葉裏、葉柄、茎には軟毛に腺毛も混じります。 (2019.6 長野県霧ヶ峰)


グンナイフウロ

柄や葉裏には開出毛があり、腺毛も混じる。写真では黒い小さな点に見えるものが腺毛の先にある腺。 (2021.6 長野県湯ノ丸高原)


(品種) シロバナグンナイフウロ f. albiflorum

シロバナグンナイフウロ

白花はシロバナグンナイフウロと呼ぶ。 (2009.6 長野県霧ヶ峰)