カワヂシャ Veronica undulata


カワヂシャ

分類
オオバコ科 クワガタソウ属
植生環境
開花時期
4-6月 川岸など
地域
本州以南
特記
準絶滅危惧
特徴
「チシャ」とはレタスのこと。茎や葉はほぼ無毛。
丈は10-50cm、葉は2.5-8cm、対生で披針形~広披針形、先はやや尖り基部は円形で、縁には先の尖った鋸歯があって柄はなく、茎を抱きます。
花は3-4mmで地は白色で紫条が入り全体としてごく淡い赤紫色に見えます。花冠は深く4裂し、1裂片が小さい。
より大型で花色の濃い外来種のオオカワヂシャが多数侵入しており、更に本種との間に雑種、ホナガカワヂシャがあります。
備考
エングラー : ゴマノハグサ科
類似種
オオカワヂシャ : 全体に大きく0.5-1mほど、花は5-6mmと少し大きく、花色も濃い
撮影地
2015.4 千葉市  他

カワヂシャ

川沿いなどの湿ったところで見られます。 ここは最近河川改修をした所で、改修後、急に沢山見られるようになりましたが、 その後少しずつ減っています。 (2016.5 千葉市)


カワヂシャ

一番下の裂片が小さい。雄しべ2本。子房は球形2連。 萼裂片は2片がやや長いように感じました。 (2017.4 千葉市)


カワヂシャ

葉は披針形~広披針形、基部は茎を抱きます。普通、鋭い鋸歯がありますが、曖昧なものもあります。 (2010.4 千葉市)