コテングクワガタ Veronica serpyllifolia subsp. serpyllifolia

2022.9.19 更新

コテングクワガタ

分類
オオバコ科 クワガタソウ属
植生環境
里 山地
開花時期
4-8月 屋や湿ったところ 林縁 道ばた
地域
外来種 (欧州原産)
特記
 -
特徴
中部地方の山岳にあるテングクワガタにとてもよく似ていますが、花柄に長軟毛を欠きます。花色も薄い。
下部の茎は地を匍って立ち上がります。葉は対生で6-15mm、卵形~楕円形で柄はごく短いかなく、無毛。鋸歯も明瞭ではありません。
花は白~淡青色で淡い紫条があって約5mm、花冠は深く4裂で下側の裂片は著しく小さい。花柄や茎には短毛のみが見られる。
備考
エングラー : ゴマノハグサ科
類似種
テングクワガタ : 花柄には短毛に加えて長軟毛がある
撮影地
2015.5 新潟県十日町市  他

コテングクワガタ

テングクワガタによく似ており、微細な差でわかりずらく感じますが、テングクワガタが高所にしかないのに対して、比較的身近な場所にあり、容易に判断出来ます。 (2015.5 新潟県十日町市)


コテングクワガタ

花柄に腺毛を欠くのが本種の特徴。テングクワガタの花柄には腺毛がある。 (2015.5 新潟県十日町市)


コテングクワガタ

下部の葉は地を匍って広がる。 (2022.9 群馬県片品村)