ヤナギウンラン Linaria purpurea


ヤナギウンラン

分類
オオバコ科 ウンラン属
植生環境
開花時期
4-6月(推定) 宅地 空地
地域
外来種 (イタリア原産)
特記
 -
特徴
園芸種ヒメキンギョソウの原種の1つ。
丈は30-70cm、葉は2-5cmの細い線形。
花は長い総状花序に付き、園芸種ヒメキンギョソウより小さく、1-2cmほどで紫色、時にピンク(Canon Went)、上唇は三角状に2裂、下唇は立ち上がって喉部を塞ぎ、先が3裂、基部はやや太い距に続きます。萼は5裂し裂片は広線形。
付記
Y-Listでは本種の和種名を「ヒメキンギョソウ」としていますが、園芸種ヒメキンギョソウとは別種であり、紛らわしいため、別名のヤナギウンランを用いました。園芸種ヒメキンギョソウはL. maroccana (モロッコ原産)を基に本種や L. bipartita(ムラサキウンラン) 等をかけ合わせた人口交配種の総称で、便宜的に L. maroccana の一種とされるようです。
備考
エングラー : ゴマノハグサ科
類似種
 
撮影地
2015.6 岩手県滝沢市

ヤナギウンラン

園芸種キンギョソウと似ていますが、全体にやや地味で、下唇凸部も同色であるほか、距が太く、全体に毛がほとんどなく、葉が細く、茎などに粉状の付着物があるようで青白く見える点で異なっていた。 (2015.6 岩手県滝沢市)

ヤナギウンラン

上唇は耳状に2裂、下唇は上方に膨らんで先が3裂、全体に濃い紫色の条がある。下唇爪部に毛があり、距は前方に少し沿っている。萼は5裂し裂片は広線形で無毛。 (2015.6 岩手県滝沢市)

ヤナギウンラン

葉は細い線形で2-5cm、やや青白い印象でした。 (2015.6 岩手県滝沢市)