丈は0.8-1.3mほどになります。関東甲信越で見られるものの典型で、多くは全体が斜上し、花序は上部に1つだけで、花穂もやや垂れています。(2010.7 三ツ峠山)
亜高山帯の草原などで見られるタイプ。がっしりとして直立し、花穂も上を向く。東北北部の
山では複数の花序が付くものも多いが、花序は変わらない。(2011.8 八方尾根)
尾瀬のものも、草原では直立していました。
(2010.7 尾瀬)
花は筒部が長く、雄しべが長く突き出ます。
(2008.9 谷川岳)
花序の軸に短毛が見られます。写真は東北北部のもので、密生していますが、
甲信越のものはもっと少ないものが多いようです。(2014.6 青森県深浦町)
葉は4-8枚が輪生します。
(2007.9 湯の丸高原)
4月下旬・・・もうだいぶ大きくなっていました。
(2016.4 岩手県野田村)
東北北部に多いタイプで、上部の葉腋から複数の花序を立ち上げます。
輪生する葉の数も多い。但し茎は太くはなく、花序の長さも花の大きさも変わらず、
エゾクガイソウとは印象が異なります。(2008.7 岩手県盛岡市)
10本以上花序を立ち上げるものも普通にあり、関東甲信越で見られるものとも
印象が違う。中でもここのものは丈も大きく花穂も立派。(2016.6 岩手県久慈市)
このあたりでは成長したものは普通、葉が7-8輪生。
(2016.6 岩手県久慈市)
わずかにピンク色を帯びていましたので、どうなんでしょうか?
(2010.7 山梨県三ツ峠山)
「新北海道の花」に依れば、エゾクガイソウは本州北部にもあると記載されており、何かに付けて探していますが、見つかりません。ただ、エゾクガイソウの特徴とされる以下のものは東北北部では普通に見られます。
・上部の葉腋から複数の花序を出す
・輪生する葉が8枚超
・花色が濃い
・山地草原にあるものはがっしりして花穂が上を向く
ただし、花穂が長いもの、葉裏に毛の多いもの、花柄がないかごく短いものはなく、全体の印象も昔、北海道・浜頓別で見たエゾクガイソウの印象とは違いましたので、上記の特徴はエゾクガイソウ特有のものではなく、クガイソウの範疇だと思いました。 |