ミヤマクワガタ / (型) アカイシミヤマクワガタ

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 オオバコ科 Plantaginaceae
 ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
高山でよく群生しているのが見られます。
丈は10-25cm、葉は根際に多く、1-3cmの卵状長楕円形で縁に尖った鋸歯があり、先は尖り基部はくさび型で柄に続きます。根際の葉は柄が長い。
花は茎の上部に総状に付き、5-12mmの柄の先に径10-12mmほどの花を付けます。花冠は4裂で紫条があり、下の1裂片の幅が狭く、上1裂片の幅が広い。
花色の赤いものはアカイシミヤマクワガタと呼ばれ、南アに自生します。

 

2018.7.21 更新
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  • アカイシミヤマクワガタ
  • 同・花

ミヤマクワガタ-全体

(2009.8 北ア・白馬岳)


ミヤマクワガタ-全体2

(2015.7 北ア・白馬岳)


ミヤマクワガタ-花

雌しべと雄しべ2本が長く突き出ます。
(2006.8 白馬岳)

ミヤマクワガタ-花2

花冠喉部や裂片基部の縁などにも毛が見られました。
(2015.7 北ア・白馬岳)

ミヤマクワガタ-花3

花冠筒部は短い。萼、花柄には腺毛が多く見られます。
(2015.7 北ア・白馬岳)

ミヤマクワガタ-実

(2018.7 北ア・八方尾根)


ミヤマクワガタ-葉

葉は根際に集まり羽状に切れ込みます。葉表の毛は目立ちません。
(2008.7 北ア・白馬岳)

ミヤマクワガタ-茎

茎に毛が密生。茎葉は対生、葉裏脈上にも毛が見られることが多い。
(2015.7 北ア・白馬岳)

アカイシミヤマクワガタ-全体

南アで見られるアカイシミヤマクワガタと呼ばれるもの。
違いは花色のみですが、印象もだいぶ違う。(2011.8 北岳)

アカイシミヤマクワガタ-花

花は赤紫色。
(2011.8 北岳)