ウンラン

top
 オオバコ科 Plantaginaceae
 ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
海岸の砂浜で見られる花。
茎は地を匍うか斜上し、長さ20-40cm、葉は肉質で白緑色、1.5-5cmの楕円形~楕円状披針形、全縁で先が尖り、基部はくさび形で無柄。
花は茎の上部に総状に付き、筒部に距がある唇形花で、クリーム色の上唇は2裂して立ち上がり、下唇は基部から立ちあがって喉部を塞ぎ、その部分は橙色、その先は3裂します。

 

2015.8.10 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 花3
  • 花4
  • 葉2

ウンラン-全体

砂浜で見られる花ですが、意外と目立たない。
(2007.11 茨城県・旧波崎町)

ウンラン-全体2

上部の葉腋毎に分枝して花序を付けていきます。
(2012.7 青森県八戸市)

ウンラン-花

(2015.7 青森県 旧・市浦村)


ウンラン-花2

パッと見ると、花の構造がどうなってたいるんだろうと不思議に見えます。
(2008.11 茨城県・旧波崎町)

ウンラン-花2

正面から見た様子。上唇は2裂、下唇は膨らみ、その先は3裂。
(2015.7 青森県 旧・市浦村)

ウンラン-花3
側面から見た様子。花冠筒部の後ろ側は距となり、萼片の間から下に伸びています。
下唇の膨らみ部分には毛が見られます。写真では、上唇の屈曲部付近に雄しべが
1つ見えています(2015.7 青森県 旧・市浦村)

ウンラン-花4

背面から見た様子。凹んだ部分が下唇の膨らみ部分。
(2015.7 青森県 旧・市浦村)

ウンラン-葉
葉は多肉でやや白っぽい色をしており、茎の下部は地を匍って葉は重なり
合うようにして付いていました。この部分は花期は枯れ落ちてしまっている場合も多い。
(2015.7 青森県 旧・市浦村)

ウンラン-葉2

葉は対生するものも、3輪生するものも見られました。
(2015.7 青森県 旧・市浦村)