ギンリョウソウ

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ツツジ科 Ericaceae
イチヤクソウ科 Pyrolaceae
菌従属栄養植物。
丈は8-20cm、全体がまっ白。茎には鱗片状の葉が付きます。鱗片葉は互生で長楕円形、縁は全縁。
花は茎頂に1つ付き、下向き、花弁も萼片も3-5枚で花弁は萼片より少し長い。雄しべは花弁の2倍数で葯はオレンジ色。雌しべの先は拡がって紫色を帯びます。果実は液果。

 菌類に依存して栄養を得ている植物。キノコ類の菌が本種の根に侵入しつつ腐敗物を分解し、それを本種が栄養にしていると考えるようになった。従来の腐性植物の大部分が含まれるようです。

 

2017.6.6 更新
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ギンリョウソウ-全体

全身真っ白、花は茎頂に1つ。
(2009.8 北八ヶ岳)

ギンリョウソウ-全体2

花ははじめ下を向いており、後に横向きになる。
(2014.6長野県栄村)

ギンリョウソウ-全体3

(2014.6 長野県栄村)


ギンリョウソウ-花

3-5枚の花弁を3-5枚の苞が取り巻いています。
(2008.7 早池峰山)

ギンリョウソウ-花2

長いのが花弁で先が少し拡がっています。花弁に毛が見られました。萼は葉は同形で
花弁のまわりに花弁と同数ある。左の茎に付いているのが葉。(2017.6 千葉県市原市)

ギンリョウソウ-花3

青黒いのが柱頭、オレンジ色は葯。花弁内側には毛が多く見られました。
写真は花が完全には開ききっていない。(2017.6 千葉県市原市)

ギンリョウソウ-花4

花弁に毛がないか、少ないと思われるもの。
(2009.6 山梨県・三ツ峠山)

ギンリョウソウ-花5

花が終わりに近づいて花被が開くと、10本の雄しべが確認できます。
(2009.7 尾瀬)