ハルガヤ - 野山の花たち東北と関東甲信越の花

丈は30-50cmほど
(2014.5 青森県旧・市浦村)

公園内の草地で・・・
(2021.4 千葉市)

利根川の堤防で見られたもの
(2007.4 　千葉県栄町)

(2007.6 北海道礼文)

花序は4-7cm、一見すると穂状に見える。
(2007.4 　茨城県土浦市)

小穂は8-10mmの披針形、先に短い芒がある。毛が見られましたが、
ないものもあるそうです。白い点は花粉。(2021.4 千葉市)

小穂は8-10mm、上側が第１苞穎、下が第２苞穎で、透けて見えているのが
小花の護穎。小花は３つでうち両性花は１つ。(2021.3 千葉市)

葉は短く、5-10cm。
(2021.4 千葉市)

(2021.3 千葉市)

鞘部には毛が多い。
(2021.4 千葉市)

ハルガヤにはクマリン酸配糖体という成分が含まれています。
生体では香りはありませんが、枯れるなど、細胞が壊れるとクマリンという芳香のある気化成分が生じます。
桜の葉に含まれる成分と全く一緒で、まさに桜餅の香りです。

沢山含まれているようで、花茎たった1本で、1晩くらいは部屋中「桜餅の香り」になります。
桜の葉よりも強いです。
お試しください。

注意：クマリンは食品添加物として使用されたり、医薬品や健康食品などにも含まれることがありますが、過量摂取した場合は有害です。

(内容の一部はwikipediaを参考に記述しました)

学名
Anthoxanthum odoratum ssp. odoratum

植生環境	海岸　里
	草地