コヌカグサ Agrostis gigantea 

2024.6.28 更新

コヌカグサ

分類
イネ科 ヌカボ属
植生環境
開花時期
5-7月 湿った草地
地域
外来種 (ユーラシア原産)
特記
 -
特徴
丈は50-100cm、稈は叢生し、根茎は出さない。葉は幅4-7mm、両面ざらつき、先は次第に細くなって鋭頭。葉舌は楕円形で3-5mm。
円錐花序は長さ15-20cm、枝は輪生状に付き、小穂は小さく2-2.5mm、赤褐色を帯びる。苞穎は2つほぼ同長、第1苞穎の背に刺がある。護穎に毛はなく、ふつう芒はない。小花は1、顛基毛はない。
備考
エングラー : イネ科
類似種
 
撮影地
2022.7 千葉県印西市

コヌカグサコヌカグサ

花序は長さ15-20cm、輪生状に枝を分けている。花期(写真左)の小穂は開出してバラバラな向きになっているが、果期(写真右)になると揃う。 (2024.6 千葉市)

コヌカグサ

果期の小穂で赤みの少ないものも見られた。  (2022.7 千葉県印西市)

コヌカグサ

小穂は長楕円状披針形。小穂は小さく、概ね2mm。第1苞穎と第2苞穎はほぼ同長、護穎は少し短いようだった。第1苞穎の背に小さな刺が見られる。花序の枝や花枝はザラ付く。 (2024.6 千葉市)


コヌカグサ

葉舌は膜質で長く、4-5mmほどあった。 (2022.7 千葉県印西市)