ナギナタガヤ Vulpia myuros

2022.5.23 更新

ナギナタガヤ

分類
イネ科 ナギナタガヤ属
植生環境
海岸 里
開花時期
5-6月 草地
地域
外来種 (地中海沿岸原産)
特記
 -
特徴
丈は30-50cm、葉は内側に巻いていて幅1mm。
花序は長さ10-20cmで細長く、片側に偏って小穂を付けます。小穂は短柄があって長さ6-8mm、第1苞穎は短く1-2mm、第2苞穎は第1苞穎の3-6倍。小花は3-5個で護穎に1.5cmほどの長い芒があります。
備考
エングラー : イネ科
類似種
イヌナギナタガヤ : 第1苞穎が第2苞穎の1/3より大きい。
オオナギナタガヤ : 護穎の縁に長い毛がある。
撮影地
千葉県印西市

ナグナタガヤ

繊細で柔らかな印象。大抵このように群れている。

ナギナタガヤ

小穂は狭い円錐状に付き、上、または下の一方に偏る傾向が強いが、そうでないものも少なからず見られた。

ナギナタガヤ

A:第1苞穎 B:第2苞穎 この小穂では約5倍の差が見られた。が、同一個体でも結構バラ付くようだった。


ナギナタガヤ

実測では、第1苞穎1.4-1.6mm、第2苞穎4.1-5.0mmで概ね3-3.5倍差。その他、小穂は約1cm、護穎は5-6mm、芒も約1cmでした。


ナギナタガヤ

葉舌は膜質で短く1mm以下。