イワカガミ Schizocodon soldanelloides var. soldanelloides
(品種) シロバナイワカガミ / (型) コイワカガミ


イワカガミ

分類
イワウメ科 イワカガミ属
植生環境
山地 亜高山 高山
開花時期
4-7月 針葉樹林内 岩場 草地
地域
全国
特記
 -
特徴
丈は10-20cm、茎は地を匍って先端に葉を束生します。葉は革質で光沢があり、3-6cmの円形、鋸歯は先があまり尖らず片側10個程度あります。
花は3-10個からなる総状花序に付き、径1-1.5cm、花冠は漏斗状で先端が5裂で斜開、更に細裂します。雄しべ5、仮雄しべ5は花冠筒部に合着します。萼も5裂で裂片はやや短めです。
白花はシロバナイワカガミと呼ばれます。
高山型で葉の鋸歯が少なく、花数も少ないものはコイワカガミと呼ばれますが、近年は分けない。
備考
エングラー : イワウメ科
類似種
オオイワカガミ : 葉が大きく長さ8-12cm、鋸歯はとがり12対以上
撮影地
2008.7 岩手県八幡平  他

イワカガミ

高山では梅雨時に、低山では4-5月頃、よく見かけるおなじみの花。近年はコイワカガミと呼ばれた高山型も本種に含めます。 (2009.7 群馬県尾瀬)


イワカガミ

花は総状に3-10個付き、径1-1.5cm、萼裂片はやや短い (2009.7 群馬県尾瀬 / 2008.7 岩手県八幡平)


イワカガミ

葉は卵円形、鋸歯はふつう10個ですが、かなり少ないものも多い。 (2008.7 岩手県八幡平)


(品種) シロバナイワカガミ f. leucanthus

シロバナイワカガミ

白花品。花柱だけ赤かった。 (2014.6 秋田県森吉山)


(型) コイワカガミ (var. soldanelloides = synonym)

コイワカガミ

コイワカガミと呼ばれる高山型。花は多くは2-5個ずつついていました。 (2013.6 南ア・小河内岳)