シラスゲ Carex alopecuroides var. chlorostachya

2023.4.25 更新

シラスゲ

分類
カヤツリグサ科 スゲ属
植生環境
里 山地
開花時期
4-6月 湿った林内
地域
全国
特記
 -
特徴
丈は50-70cm、葉は幅5-10mm、乳頭状突起があって少しザラ付き、特に葉裏は白みがあります。
小穂の柄は極めて短く、頂生する雄小穂は3-6cm、側生する雌小穂は3-5個で3-6cm、斜上するか少し垂れます。果胞は4mmで先が次第に細くなって長い嘴となる。鱗片は緑白色で先は芒状、果胞と同長。
小穂が垂れず、全体に白みのない型がある。
備考
エングラー : カヤツリグサ科
類似種
 
撮影地
2021.5 千葉県四街道市

シラスゲ

ふつうの林床で見られた。葉裏は白っぽいが、光の加減でそう見えないこともある。 (2023.4 千葉市)

シラスゲ

花期。柱頭は3岐。 (2022.4 千葉県四街道市)

シラスゲ

果胞は4mm、嘴が長く、鱗片は先が芒となって果胞とほぼ同長。 (2022.4 千葉県四街道市)


シラスゲ

基部の鞘は淡色。 (2022.4 千葉市)


(異型)

シラスゲ

少数が垂れない型もある。全体にあまり白みを帯びず、印象が大きく異なる。向陽地にあることが多いようだ。 (2021.4 千葉市)