タケニグサ Macleaya cordata
(品種) ケナシチャンパギク

2023.9.21 更新

タケニグサ

分類
ケシ科 タケニグサ属
植生環境
里 山地
開花時期
7-8月 林縁 道ばた 草地 荒れ地
地域
本州以南
特記
 -
特徴
大きいものでは高さが2mくらいになります。葉は大きく、広卵形で羽状に中裂して20-40cm、基部は心形、菊様ですが、先端の裂片は短い。裏面は白く、葉裏に毛が密生します。柄にも粗い毛が見られます。
花は大きな円錐花序に付き、花弁はなく、萼片も早落して花糸のみが目立ちます。果実は平たく、倒披針形で20mm。
葉裏の毛がほとんど確認できないものはケナシチャンパギクと呼びます。
備考
エングラー : ケシ科
類似種
 
撮影地
2020.6 千葉市  他

タケニグサ

花弁はなく、萼片も早落して花糸が目立ちます。花糸の先のほうの少しオレンジ色になっている部分が葯。 (2014.7 千葉県山武市)


タケニグサ

果実は長さ2-3cmのヘラ形、先端に花柱が残っている。 (2013.7 千葉市)


タケニグサ

葉は寸詰まりの菊の葉のようですが、20-40cmと大きく、白っぽい緑色をしています。葉裏に毛が多く見られ、葉脈や葉柄にはやや長い毛が見られます。 (2014.6 山梨県忍野村)


(品種) ケナシチャンパギク f. glabra

ケナシチャンパギク

葉裏に毛がほとんど見られず、葉柄にも毛がほとんど見られにいものはケナシチャンパギクと呼ばれます。こればかりが見られる地域もあります。 (2014.6 千葉市)